2009年11月4日水曜日

愛しあっていたのに、なぜ?


愛しあっていたのに、なぜ?―親が離婚した子ども達の声ジル クレメンツ (著), 箕浦 万里子 (翻訳)


  • 単行本: 144ページ
  • 出版社: 偕成社 (1986/12)
  • ISBN-10: 4036341502
  • ISBN-13: 978-4036341504
  • 発売日: 1986/12

ショッキングなタイトルです。
「なぜ?」と思うのは、自分より
子供の方が大きいのではないでしょうか?




ある意味では、子供も離婚を経験しているのです。
この本は、

両親の離婚を見てきた子供たちへの
インタビューを集めています。 
子供たちの生の声は、
離婚をしていても、
これから離婚する方にとっても貴重な意見でしょう。


海外の事例のためかもしれませんが、
子供は比較的冷静です。
両親の離婚を早くに受け止め、
自分なりの解決方法を模索しています。




でも、ほとんど全ての子供たちは
不安や怒り、どうしようもないほどの感情の高まりを
感じています。一言でいえば、ストレスかもしれませんが、
子供たちには、どう対処して良いのか分からないのです。




高学年のお子さんや思春期のお子さんを持つ方には、
とても参考になる本です。

成長過程でおきうるストレスに拍車をかけるように、
離婚時の経験は影響を与えるのですから。